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スタッフボイス

2009.06.11  Super Star

武田修宏さん

元日本代表FWの武田修宏さんがHacoaに。小学校からサッカーをしていた私にはスーパースターだ。、清水東高校時代の活躍をテレビで見ていて、デフェンスを振り切り、アグレッシブにゴールする。彼の様なFWになりたいと懸命に練習をした。彼が高校選手権大会決勝で惜しくも優勝を逃した時には、テレビの前で泣いた覚えがある。その後、人気チームの読売クラブに進み、1年目で得点王に輝いた時には、更にFWのお手本として拝んだ。その後はJリーグが開幕し、人気クラブの花形として、日本代表のエースとして、日本サッカーの発展に君臨した彼が、この田舎のHacoa Studioにゲストとして来てくれた事に、感動と嬉しさいっぱい。

今回のHacoaへの訪問が実現したのは、地元の高視聴率番組「い〜ざえ〜Day」という番組のロケ。まずは、Hacoa Studioの1Fにある「セレクトショップ・ロブジェ」にてショップの看板娘・美穂ちゃんとご対面。Hacoaの商品等を手にとって、いろいろと品定め。USBメモリー、木ーボードの精度の良さに驚き、お褒めを頂きました。カメラが回り始めると、アナウンサーよりも番組を盛り上げ構成、進行する武田さん。手際の良さには「さすがメジャー・タレントだなぁ」と、プロデューサーと共に関心しきり。ファッションも非常にお洒落。着ているモノが違う。モデルのような、気さくでソフトな武田さんに、Hacoaの女性スタッフはうっとり。心奪われたようでした。

い〜ざえ〜Dayい〜ざえ〜Day

2FにはHacoaデザインの中枢、オフィスルームで「こんにちわー」と、ソフトにご対面。まずは、スーパースターとの握手。アナウンサーの進行で、私がサッカーをしていた事を紹介され、一気にサッカー談話に華が咲きました。ここで、「ちょっと違うなー」と思ったのは、私は彼の事を中学時代から知っている。だが、彼は私とは、初対面・・・。なのに、同じチームでプレーしてきたチームメイトのようにサッカー談話が出来る。超アマチュアと世界レベルの二人が対話するサッカー談話に大きなズレは無いように感じた。(多分、勘違いだと思うが・・・)それ程、気さくでソフト、爽やかなスポーツマン。テレビで見る、彼そのまま。男として憧れます。

武田修宏さん武田修宏さん

サッカー談話の後は、ロケの打ち合わせ。Hacoaは、海外でもメディアに取り上げられているオリジナル商品の他、国内外の一流ホテルの備品の注文を手掛けている事から「一流の男が、Hacoaを生んだ職人と語る」というテーマ。私が伝統工芸の門を叩き、修行をした時の体験と、武田さんが知るサッカーの厳しさをリンクさせるという設定で、対談を行う。
私は、16年前に「3年だけ、飯を食わせて下さい」と、義父にお願いし、師と仰いだ。一人前の職人になるには10年かかると云われる。それを「3年で終了したい」と断言した際に親方から云われた言葉は、「職人は時間を大切にせぇ」との一言。 この一言が、今後の人生の全てを語り、全ての答えであり、持つ続けるべきスピリットだと、思った。10年を3年で行うには、親方の3倍は仕事をしなくてはと身を引き締めた。
私達は修行をする事を「でっち」と云います。まずは、朝来て、掃除。仕事終わって掃除。整理整頓する事で綺麗な仕事が出来る。当たり前の事だけど、謙虚さがなければ、出来無かった。道具を片付け無いで寝てしまった時には、凄く叱られた。今でも完璧な片付けはなかなか出来ない。親方より早く仕事を終える事は出来なかった。今日はここまで行うと決めたら、徹夜してでも終わらせる。それでも終わらないのであれば、段取りが悪いか、未熟か、根性が足らないと思わせられる。木の切り方、段取りの仕方。何を聞いても「言うてもわからん」と、言葉にはしてくれなかった親方。技術は見て盗んで、習得する事だと思った。要は「行儀」だ。親方が自分に教えたかったのは「行儀」だったのだと思う。謙虚になって客観的に自分を見つめ直す事で、自分の器のサイズを感じる。冷静になる事で、「襟を正す」事が出来る。この様な話は、トップアスリートの世界でも同じの様で、「ラモスさんより先に練習場に入り、先には帰れなかった」と、笑う。時間の使い方も大事で、常にイメージトレーニングをしていたそうだ。職人とアスリート。共感出来るところが沢山あったように感じる。
そんな対談の中でも、サッカーに例えて盛り上がる。走らなくちゃダラけてしまう。鈍ってしまうと元に戻すのが大変。ビジネスも走り続けないと次へのステップには入れない。瞬時に判断し、相手を引き付けたり、離したり。スペースを作って、仕込みに仕込んだワン・チャンスに、リスクを犯してでもゴールを狙う。そんなサッカー根性がビジネスに活かされているという流れの話でした。

じゃぁー、その厳しい師匠に逢って、「弟子はどうなの?」と、聞こうと、私にとって怖い展開に。作業場で仕事をしている親方に逢いに。お約束通り「弟子はどうですか?」って聞いている。「うーん、頑張っているんじゃないかな」と一言。その一言に、「まだまだなんだな」と下を向いた。私はまだ親方超えは出来ていない。きっと親方を超えるのは無理だと思っている。私は親方が揃えた機械や道具があるとこからスタートしているが、親方は何も無いとこからスタートしている。この出発点は違い過ぎ、どうしてもそのギャップを埋められない気がする。親方が常にライバルで、負けたくないという思いがどこかにある。いい人に出逢ったと感謝している。

ロケが終了すると、武田さんにUSBメモリー「モナカ」をお買い求め頂いた。御礼に名前をレーザーにて彫らせて頂いた。サッカーはチームプレー。武田さんの様なエースが独り居ても勝てないし、試合にはならない。Hacoaには、県内外から集まった、意思の高い精鋭、素晴らしいスタッフが揃っている。日本代表とはいかないが、地元の木地師代表である誇りは皆が持っている。そんな、大切な事を再確認出来るサッカー談話が出来たこの機会と武田さんに感謝している。武田さん、楽しい日になりました事、御礼申し上げます。

靴下を履いていなかった・・・。

武田さんは、やはり靴下を履いていなかった・・・。

武田修宏さんのブログ:http://takeda.at.webry.info/
USBメモリをご購入頂きました:http://takeda.at.webry.info/200906/article_26.html