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2009.11.15  Munchen

ドイツ・ミュンヘン

秋深まるドイツ・ミュンヘンへ。今回の渡独は、例年行っている日本文化である最高級漆製品を世界に発信しようと3年前から行っている、「リアル・ジャパンブランド」の展示の為。今年はミュンヘンにあるレジデンス(王宮)での長期展示の準備と市内のホテルにて行われる日本領事館主催の記念パーティーでの展示。ミュンヘンは、ドイツ南部に位置しているが、アルプスの麓である為に晴れていても非常に寒かった。

ホテルに着いて、まずは展示会場までの道のりを探索した。ミュンヘンは、歴史のある建築物が無数にある。王族の土地だっただけに豪華な建造物が立ち並び、広大な庭園が広がる。入場制限は全く無く、市民の持ち物として有効に使われている。日本では考えられない事。街を歩くと日本人によく擦れ違う。このミュンヘンはドイツ国内で一番治安が良く、安全な街で、日本人が多く住んでいるそうだ。商業都市ではあるが、近代的な建物は全くといって無いのが凄いところ。

ニューハウザーストリートの入口には凱旋門らしき、石造りの門がある。その門を抜けると市庁舎があるマリエン広場までの約1km程が、道幅広い商業ストリートだ。石畳の趣きある通りの両側には、歴史ある建物がそのまま残されており、その中に百貨店やブランドショップ、電気量販店やアパレルショップ、花屋さんや果物屋さんといった露天が店を並べている。その通りには沢山の教会がある。教会が並ぶように。何故なんだろう?私は教会巡りが大好きで、どんなに小さな教会でも覗く。そして手を合わせ、その地でお仕事をさせて頂く事に感謝している。何よりそれぞれの建物にモノ語りがあって、その意味を考えるのが楽しい。その通りを歩いてとにかく驚くのは、靴屋さんの多さだ。3軒に1店は靴屋さん。石畳の道では靴が直ぐに傷むから、需要が多いのだそうだ。

マリエン広場に辿り着くと、ミュンヘンの象徴、豪快な市庁舎が建っている。見事なゴシック調の建物には口をポッカリと開けてただただ、見上げた。市民はこの建物を愛し、誇りに想っているのであろう。その国際遺産の建物は市庁として機能している事に驚きを感じる。街を愛するミュンヘンの人達の想いを感じた。

新市庁舎の裏手、徒歩5分程度歩くとバイエルン州立歌劇場に辿り着く。そのお隣が今回の展示会場である 壮麗なレジデンツ(王宮)だ。壮大な大きさと風格に驚きを感じる。この建物の中で自分達が作った商品が展示されるのかと思うと、身震いがした。

展示会場の入口付近には、ライオンの銅像が数体ある。日本の神社にある狛犬(こまいぬ)のようだが、全く持って、風格の違いがあった。そのライオンの下には小さなライオンの顔が。道歩く人達が歩きながらサラリっと触っていく。どうしてかと聞けば、「幸せになれるから」と。「願いが叶う訳では無いが、幸せになれるらしい」。暫く観ていると、次々と多くの日人が触れていく。その顔を見ると本当に幸せそうだ。子供が背伸びをして触れようと背伸びををしている姿はとても可愛かった。私も触れてみようと触った時には本当に幸せを感じた。幾年の間触り続けられたライオンは、磨き込まれ、輝いていた。どれだけの人に触れられて来たのか、どれだけの人を幸せにしたのだろうか?そんな思いも感じながら人の倍以上は撫でた。ミュンヘンに行かれた方、必ず触ってきてください。

ライオンの銅像ライオンの銅像ライオンの銅像ライオンの銅像

レジデンツの中の見学は4時間は掛かるという。今回は時間も無いので、展示会場の場所も確認した後は、街の探索を続けた。レジデンツの広大な庭園は市民の通り道でもあり、憩いの広場だ。少し離れた処には、巾1km長さ4kmもある広大な英国庭園がある。その中心に流れている激流の川で寒い中サーフィンを楽しんでいた。ミュンヘンは海から300kmも離れている内陸地。海までは行けないから川で楽しむのだという。しかし、見事に乗っている。これは、観ている方も楽しめた。

ミュンヘンの市街地はそれ程大きくは無い。昔からの町並みがそのまま残っている。道もデコボコだし、歩いていても本当に飽きない。
人も優しく、親切だ。日本人を見慣れている事もあると思うが、普通に接してくれる事がありがたい。明日から展示会の準備。毎回、朝早くから深夜まで続く激務が待っている。滞在も長いので、初日は早めにホテルに入って休もうと思ったが、ビールが美味し過ぎて、初日からお店の閉店まで飲んでしまった。