2011年 チャリティーが会社を救う

東日本大震災という未曽有の事態の中で、未来を託したお店の営業が出来ず、収入源が断たれた。

もともとリーマンショックの影響も残る中で、無理をして開店させたお店がいつ再開できるか分からない。収入が無くなる中で、会社の体力はもう無いに等しい。東京都内の状況もかなり悪く感じられた事もあり、もう駄目だと落胆した。

夜が明け、被災地の状況が徐々に明らかになり、TVに映し出される映像を秋葉原の電気街で立ち見していた。会社を潰してしまうと覚悟した時、「どのみち潰れるならば、被災地の為になる事をしておこう」という想いが頭を過ぎった。

その想いの後、即、本社のネットショップ担当に電話をした。「こんな時にネットショッピングをする人もいないだろうけれど、楽天市場店での売上の一部を被災地に寄付します。と、バナーを貼って」と頼んだ。

もうひとつ、「募金をしよう。募金という商品をつくり1個100円で販売しよう。その売上の全ては寄付しよう」と頼み、それらは即座にアップされた。

既に諦めと自暴自棄でしかなかったが、募金商品をアップした直後には、募金という商品が飛ぶように買い手が付き、注文が殺到した。被災地の情報を気にして、ネットを見ている人が被災地に何か出来ないかという想いでいる人が多かったと想像する。

募金商品を作り、意図せず集客が高まった事で自社の商品も多く売れた。通常の3倍の注文が連日続き、お店が営業できなくとも収入が増えた。

集客と売上アップを狙って募金商品を販売した訳ではなく、破産するという自暴自棄の心情で行った事が、被災地に対して何か出来ないかと悶々とする多くの人の共感を得て、思いに報いて頂けたのだと思うと、只々驚きでしかない。

チャリティーが会社を救う

募金で貰えるブックマーク

それからの10年、ネット販売の売り上げは落ちる事無く、成長し続けている。この時に共感し、募金をして戴けたお客様が何度もお店を利用して戴いている事で私達は成長出来たのだと思い多くの出来事、多くのご厚意に感謝の心を常に忘れないよう社員全員に伝えています。


この未曽有の災害で、ネットでも多くの人と繋がっているのだと実感しました。誰かの為に成りたい、自分に出来る事は無いかと探している多くの人が居て、そのような人達と繋がっています。

ただその事実を知るのが悲しい出来事の中でしか無いことが悔やまれ、深く心に刻まれました。そのような想いの中、笑顔を届けられる事、感謝していた事をどのような形でお返し出来るか。常に葛藤しながら考えています。

ハコアでは、国内で災害が起き悲しい出来事の時、売上の一部を募金したり、チャリティー商品を作りその売上を募金しています。皆様の想いを被災地に届ける事を幾度となく行って来ました。大きな被害を受けた方々にとっては微力な事でしかないですが、その事で悲しむ人のうち一人でも多く笑顔が生まれる事を願い、多くの共感して戴いた方々の想いを届けています。

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