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商品完成までの裏話、
商品が語る、職人達のもう一つのストーリー。

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木製印鑑ケースを作ろうとしたきっかけ

商品完成までの裏話[木製印鑑ケース]

今回は人気商品の木製印鑑ケース「Seal Case」について製造兼デザイナーの磯野さんにお話をお伺い致します!


この印鑑ケースを作ろう!と思いついたきっかけは何ですか?

普段使っている印鑑ケースはなんとなく購入したものだったので、単純に、カッコイイお気に入りの印鑑ケースを作りたいと思ったんです。
印鑑を取り出す、押す、という地味な行為を、”楽しみ”に変えたくて。

なるほど!
でも、いざ、カタチにするのは難しそうですね…?

そうですね。
ただ木製にしました、では面白くなくて。
普遍的に存在する印鑑ケースを、どうやったらシンプルでかっこよく表現できるか…
気付けば、印鑑ケースを作りたい!と思い立ってから3ヶ月が経過していました…

どのようにアイデアを詰めていったのですか?

実は…
形のヒントになったのは、「お菓子のチョコレートの箱」だったんです!笑

えぇ…!!?
そういえば確かに、「スライドさせる」という構造が似ていますね!

 

お菓子の箱から印鑑ケースを思いついた

 


そうです!!
ある時何も考えずに、チョコレートを箱から取り出し食べようとした際に、「この仕組みをカタチにすればおもしろい!!」とひらめきました。

そうだったんですね…!
この印鑑ケースをスライドさせた時に、磁石と磁石がくっつく瞬間の「カチン」という何とも言えない音と感触に、私もついずっと触れていたくなっちゃいます。笑

そう言ってもらえると嬉しいですね。
実は、この印鑑ケースに、越前漆器で培われた「伝統工芸技術」が使われていることに気付きましたか?

???

ちょっとここを見てください。
額縁の角のように2つの材料が合わさっていますよね?
これは「留め」という加工です。
材を45°で切断し、継ぎ合わせることで、強度が増すだけでなく、一体感のある美しい仕上がりになるんです。

へぇ~。

Hacoaのルーツとなる越前漆器の木地を作る際に多く用いられた伝統的な技術ですね。

小さいアイテムの中にこだわりがいっぱい詰まっていて、なんだかじ~ん、としました…!
たくさんの開発秘話を教えて頂き、ありがとうございます!

スタッフ・お客様の声

永い人生の相棒として
頻繁に使う機会がない人もいるかもしれませんが、長く使う大事な印鑑だからこそ大切な方への贈り物として最適です。
引き出しの中に眠らせておかずに、デスク周りにそっと飾っておいても問題ないくらいシンプルで美しいデザインです。

一見用途がわからない所がいい
実際に手に取って開けた時の驚きと使用感の楽しさもあり、贈り物にも大変喜ばれます。プレゼントした時の反応もひとつの楽しみになります。

音と動きが気持ちいい
開閉時の「カチャッ」と言う感触がとても気持ちいい。使用樹種が豊富なので、使用用途のイメージに合わせた選び方が出来ます。
四角中柱の見た目は角材を彷彿とさせ、より「木」っぽさを感じることができます。

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