ショップ　Dさん

2022年4月入社　アルバイトから正社員　販売員
取材日／2022年8月

専門学校を卒業後、ハコアで働いています。初めてハコアのことを知ったのは、学校の課題で木材を使ったプロダクトを調べていた時でした。テーブルや椅子など大型の家具やインテリアが多くあるなか、ハコアが手がける時計やボールペン、USBメモリなどの木製雑貨に目が留まって。

こういったものにも木が使われるのかと驚いたのと同時に、シンプルだけど細部まで考えられているところに惹きつけられました。

もともと製造の仕事に興味がありましたが、ハコアの製品自体が好きな僕にとって、その魅力をお客様に伝えられる接客の仕事は想像以上に心地よくて楽しいです。

入社して間もないのにそう思えたのは、ベテランの先輩方に助けてもらいながら、チームワークで仕事に取り組める環境があるからだと思います。

特に休日はお客様が多く、混雑することが多いです。最初は焦って慌ててしまい、お客様への対応がうまくできずに悩むことがありました。その時、先輩にいわれたのが「自分の仕事に専念する」ということ。来店されたお客様への対応やお会計、刻印サービスの案内など、スタッフ同士でしっかり役割分担をしているので、まずは自分の仕事に丁寧に取り組むことを心がけました。

忙しいときは先輩方がサポートしてくれたり、時には僕がほかの仕事のサポートに回ったり。自分の役割を果たし、さらに皆で協力することで店全体が良い雰囲気になり、気持ちよく接客できるようになれたことが嬉しかったですね。

「商品の魅力を知ってもらうことが何より大切」、「テンプレートの言葉を使っていても魅力は伝わらない」という先輩の言葉はずっと心に残っています。大切なのは、お客様の雰囲気を拝見しながら、何を求めているのかを見極めること。難しいけれど、ハコアの魅力を僕自身が感じているからこそ、心から喜んでいただける接客をしたいと思っています。

ハコアの製品はひとつひとつ木目や色味が微妙に異なり、名前やメッセージを刻印できるサービスもあります。だからこそ悩まれるお客様は多いんですよね。そんなとき、相手の立場になって一緒に考えた上で、「僕はこの木目の雰囲気が好きです」とか「ここに刻印するとさりげない感じが出て素敵ですよ」などと伝えるようにしています。

ただ寄り添うだけでなく、お客様が気づかれていない製品の魅力を伝え、迷っている背中を後押ししたい。お客様が満足した表情で帰られた時は、とても嬉しく、やりがいを感じられます。

東京の直営店で4カ月間販売スタッフを務め、今は福井本社でハコアの製造技術を学ぶ約半年間の研修に参加しています。

研修はまだ始まったばかり。職人さんから、木材の切り出し、削り、磨きといった基礎的な作業をはじめ、店舗で利用する陳列棚や什器の図面作成、材料の発注方法などを学んでいます。ついていくのに必死ですが、毎日が充実しています。

これまで店頭で見ていた製品が作られる工程を知ることで、自分の仕事に誇りを持つこともできました。商品の企画や製造など、ものづくりに関わるさまざまなことを経験できるチャンスがあるのは嬉しいですね。

販売や製造に関わらず、「おはようございます」「お疲れ様です」と、挨拶をしっかり交わす会社の雰囲気もすごく好きです。スタッフ同士のコミュニケーションもとてもスムーズで、入社１年目の僕ですら、居心地がいいと感じています。

こんな心地よい会社の雰囲気があることで、僕たちはお客様に良い製品と情報が届けられると実感しています。だからこそ小さな子どもからご高齢の方にまで、もっと多くの方に興味をもってもらえるはず。

販売を通して、ハコアのものづくりへの取り組みを伝えられるよう、これからも努力し続けたいと思います。