1500年もの歴史を持つ伝統工芸・越前漆器をルーツに持ち、“愛着を育むモノづくり”をモットーに歩んできた私たち。木製雑貨ブランド「Hacoa」を育む中で培ってきたのは、「商品本来の機能に期待以上の感動を付加する」という、職人ならではのモノづくりの本質でした。
モノが溢れる社会でお客様が求めているコトはなんだろう…?
どうしたらお客様とのご縁はもっと深くなり、繫がりがもっと強くなるのだろう…?
そんなことを考えていたある日。出会ったのが、この隅田川沿いに佇む一棟のビルです。新しく高層ビルが建ち並ぶ中、片隅でポツンと存在していました。Hacoaの前身となる山口木工所が創業した1962年、その4年後に建築されたと聞き、何かの縁を感じました。周りには、近代的なビルが建ちゆく中で、自身だけはその場所に佇み、味わい深い姿のままに時を止めてきたような…ひとつのビル。
ここで未来を描きたい。商品を通して生まれる暮らしの楽しみだけでなく、ヒトとの交流や自身の体験を通して、誰かと分かち合いたくなる時間や距離を超えて広がる新しい明日を共有し、発信していきたいと強く感じた瞬間でした。
“モノづくりから、感動づくりへ”。