2009年 香港で得た不況を脱する糸口

日本が不況に喘ぐ中で、本当に世界は不況なのかと独り海外に確かめに行った先は、香港だった。

香港で開催されるメガショーへの招待状が、香港発展当局から届いた事で、確かめに行く事にした。展示会中のホテル代は2倍~3倍と高額になるのが海外の常識だが、そのホテル代が通常代金に割引になる事や会場に行く度に100HKDの現金が貰える事が特典として書かれていた。

海外からの来港を誘致する為に、国を挙げ徹底した政策に流石は世界的なビジネスの国だと思った。

香港メガショーとは、香港の企業だけが出店するわけでは無く、中国本土や世界中のメーカーが開発した商品を展示し、世界中のバイヤーと商談する展示会。規模で云えば、日本のギフトショーの3倍くらいの大きさはあるだろうか。

リーマンショックの影響を受けたこの年は、縮小気味ではあったらしいが、不況に負けないぞという反骨精神をひしひしと感じた。

2009年 香港で得た不況を脱する糸口 2009年 香港で得た不況を脱する糸口

香港のレーザービームショー

初めて行く香港は、キラキラしていて、ホテルもゴージャス。海外からのゲストを迎え入れる仕組みが空港から出来ていて、街にも溢れるサービスがいっぱい。

香港のレーザービームショーは海外の観光客を持て成す為に毎晩行われている。会場はいつも多くの人が観覧し、歓声を上げている。香港の人達は非常にフレンドリーで話しやすいく、住みやすい街だと虜になった。

展示会のブースでは、2008年7月にアップル社がiPhone3Gを発売しており、スマホ商品ばかりかと思う位に同じようなスマホ関係の商品が並んでいた。日本では、スマホのインフラの整備が追い付かず、未だにガラケー時代でストラップ商材を競うように販売していたが、世界は既にスマホに移行している。

この貪欲なレスポンスの速さは海外ならでは。特に香港メガショーは、世界最大のIT産業がある台湾企業が多く出る事もあって、反応が早い。世界と日本の現状を知る事になった。


日本と海外のビジネスの違いは無難に事を進める日本とは違い、チャレンジ的な気持ちが先立つ事なのかと思います。様々な事に締め付けも緩く、物事がはっきりしている。
その分、貪欲で世界の時流を捕らえるのが早い。その中で自分がするべき事を見つけ、するべき事の意思の強さがあり、その意志の強さが自信に繋がっているように思います。

いつの時も日本の慎重さや生真面目さが商機を遅らせていると感じ、海外で仕事をしたい、海外と仕事をしたいと思う事で、物事の捉え方や進め方、コミュニケーションの大事さを知る事になりました。そのような中で海外との取引で得るメリットやデメリットも培って来ました。その辺りもハコア塾・商品開発編でお伝えしていきます。

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