Hacoaの軌跡を語る
新世紀の幕開けとなる2001年、ものづくり業界に先行き不透明感が漂い始めた中で、後継者育成や伝統の継承といった課題を解決する為に生まれたのがHacoaブランドです。
それから20年が経ち、Hacoaは私が願い描いた以上に多くの人に求められ、支えられ、独自のスタイルを構築することが出来ました。他に誰も手掛けていない唯一のマーケットを生み出した事で、競争に巻き込まれることもなく大きな成長を遂げられたと振り返っています。
私自身は人見知りな性格で、口下手でもあり、これまであまり多くを語る事は無く進んで来ました。しかし東京に直営1号店を設立してからの10年で売上を20倍に成長させた実績や、これまでの幾多の経験を語り伝える事は、コロナ禍に喘ぐ多くの経営者にとって現状打開への糸口となるのではないか、さらに後継者や人材育成などの課題解決やブランド創設を目指す次世代の経営者に繋げられるのではないか、と考えるようになりました。
そして今般のブランド創設20年という節目を迎えるにあたって、これまでに多くの方からご要望をいただいていた「ハコア塾(BizSense)」を開催し、私の経験をレクチャーというカタチにしてお届けすることとしました。
また私の経験やこれまで得られた経営のノウハウをより詳しく多くの方へお伝えできるように、初めてのビジネス著書の発刊も進めています。
この場では、その著書発刊に向けた執筆内容の一部を公開しながら、Hacoaの軌跡を語っていきたいと思います。
著者:代表取締役社長 市橋人士
配信コンテンツ
1994年 師匠からの格言
1996年 木地職人としての生業
1997年 東京への飛込営業
1998年 産地のルール
1999年 時代錯誤している
1999年 デザインの修得
2000年 はじまりはべニヤ板一枚のお店から
2000年 ネット販売の開始
2001年 独りでは何も変えられない
2001年 Hacoaの誕生
2001年 技術を継承する為に
2002年 Hacoaの代名詞となる商品の誕生
2003年 技術の格差を失くす為に
2004年 甚大な災害での好意
2004年 情報を商機に変える
2005年 若者が集う
2005年 一流との出逢い
2006年 デジタルギアへ加速した出逢い
2006年 木製USBメモリの誕生
2007年 ブランドとしての姿勢
2008年 夢を実現する支援者の力
2008年 ドリームファクトリーの完成
2008年 天国から地獄
2009年 社長は孤独な職業
2009年 ハコアの商品開発は「感動」
2009年 日本の常識は非常識
2009年 香港で得た不況を脱する糸口
2010年 起死回生の商機を捉える
2010年 展示会出展による浪費感
2010年 都内直営店へ
2010年 東京でしか出来ないものづくり
2010年 魅せ方が変わる
2010年 ハコアのお店作り
2010年 ハコアダイレクトストアのオープン
2011年 開店から数か月で営業停止
2011年 チャリティーが会社を救う
2012年 伝える力
2012年 地方創生としてのモデル
2012年 磨き上げた接客が生んだ大きな商機
2012年 石鉄木の素材を使った箱づくり
2013年 一等地への出店での思い
2013年 ブランドとしての価値が高まる
2014年 求められる商品をつくる
2014年 森をつくるシスターブランドが誕生
2015年 余裕が生む力強さ
2015年 観光地での難しさ
2015年 RENEW開催による産地の変化
2016年 いつかは銀座
2017年 木の箱が建つ
2018年 社名をブランド名に
2019年 ハコアビレッジ構想へ
2019年 チョコレート事業をはじめた理由
2020年 ハコア展の開催
2021年 幸せのおまじない
2021年 ブレない思い、それはハコアの哲学
2022年 この春、ハコア塾を開催します